検察法改正問題の本質

今回の検察法改正は、役職定年制と内閣の判断による定年延長を認めることにより、検察権力を内閣の統制下に置くものです。内閣が与党に基盤を置くことからすれば、検察のトップ人事に民主主義を貫徹しようというものと言えます。 この点を徹底しているのが米…

ケネディが遺したもの ダラスで彼はいかなる演説をしようとしたのであろうか

アイゼンハワーは離任演説で次のように述べ、軍産複合体が民主主義に対しての脅威たりうることを述べた。「この軍産複合体の影響力が、我々の自由や民主主義的プロセスを決して危険にさらすことのないようにせねばなりません。」「何ごとも確かなものは一つ…

「銀行や工場を国有化する必要はない。」「いいか、大事なことは、人間をしっかり規律の中に組み込んで、そこから出られないようにすることだ・・・つまり人間を国有化するのだ。」 これは、正月に読んだ「ヒトラーとは何か」に出てくる、ヒトラーが側近に語…

英語民間試験見送りについてはいろいろ考えさせられました。 テレビではある私立学校の授業風景が映し出されていました。 教室で、生徒同士が二人一組になって、英語で会話するという授業でした。 生徒は「今までの努力は何だったのか」と、 校長は「授業時…

www.chosunonline.com 日韓請求権協定には強制徴用被害への保障についても明記されている。強制徴用者を103万人と計算し、個人の請求権については「国として請求し、個人については国内で対応する」という内容だ。被害者に代わって資金を受け取った韓国政府…

www.fnn.jp 実証的研究こそが全てです。でも、彼らの耳には絶対入らないでしょうね。

徴用工は同一労働同一賃金だった

韓国での定説は 徴用工は日本人労働者よりはるかに低い賃金で働かされていた言うもの 彼らの報告書によれば、朝鮮人の賃金は50円未満が75%を占めているのに対し、日本人は50円以上が82%だという。 しかし勤続年数3年以上の労働者は、朝鮮人労働者がゼロな…

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い2 石窟庵についても歴史の歪曲

有名な予備校講師ソル・ミンソク。韓国史が専門で、テレビでも大人気、日本でいえば林修みたいな存在らしい。しかし、このソル先生。あるテレビバラエティ番組で、韓国の国宝でもある石窟庵について「石窟庵は数学・幾何学・科学の完ぺきな結晶体で、100…

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

韓国統監府は京畿道水原に農業試験場を設置し、熊本県の早神力、山口県の穀良都、栃木県の多摩錦のような単位面積当たりの生産量が多い品種の米を導入。その努力もあって、1910年代初めに1200万石水準にだった米生産量は1937年には2700万石…

ベトナム流共産主義

www.msn.com 上記記事は最近流行の嫌韓風の見出しだが、ベトナムの政治体制を簡潔にまとめていて有用である。 ベトナム国民議会の選挙は5年ごとに行われる。人々はそれぞれの地方から中央に送る代議員を投票によって選ぶことができる。 ドイモイが始まって以…

文在寅韓国大統領は2月26日の閣議で「柳寛順烈士には(国家有功者の)1等級勲章の資格があると思う」と同女を讃えたが、日本人にはほとんど馴染みのない名前だ。柳寛順は「三一運動」に参加したことで逮捕され、獄中死亡したことで、韓国のジャンヌダル…

記事が書けなくなっていてびっくり

久しぶりにはてなを開いたら、記事が書けなくなっている。何やらはてなブログに移行しなければならず、インポートをしなければならないとのこと。締め切りは2月28日って、、今日じゃん!

日米の航空機思想の違い

ゼロ戦は1000馬力、F6Fヘルキャットは2000馬力でした。ゼロ戦は51型まで改良されましたが、防弾措置や機銃が強化された一方で、馬力は変わらなかったため、ベテランには評判が良くなかったようです。 格闘線をする場合、速度が低速になるため、…

コンプライアンス窓口の落とし穴 イビデン事件最高裁判決

最高裁の平成30年2月15日付のイビデン事件判決というものがあります。 子会社の従業員が起こしたセクハラについて、親会社が責任を負うかが争点の一つでした。イビデンは、コンプライアンス相談窓口を設け、子会社従業員が子会社の事情について相談する…

五輪マスコットのネーミング

東京五輪のマスコットのデザインはかなり浸透してきましたが、ネーミングは、イマイチ浸透していません。ネーミング自体がイマイチだから、当然と言えば当然と言えるかもしれません。しかし、これも商標戦略という大人の事情ゆえのネーミングと推察されます…

甲陽軍鑑の信ぴょう性〜信玄は実際に天下統一を考えていた

以下は、歴史秘話ヒストリアの放送内容が元ネタです。 甲陽軍鑑。この書は読み書きのできない高坂弾正が口述したものをその甥が書き留めたとの体裁がとられていますが、江戸期の軍学者小幡景憲が自らの甲州軍学を宣伝するために作った偽書と長年扱われていま…

ゴーン事件があぶりだす日本の刑事司法の後進性

フランスのメディアでは、保釈されることなく23日間拘留される日本の司法制度自体に批判の目が向いています。 元々日本の捜査面の司法制度については、代用監獄、無制限の取調時間、拘留日数、弁護士の立会権の不在の長さ等について、国際的に避難の目が向…

米国社会の分断

トランプ大統領誕生直前のアンケート調査結果に次のようなものがある。 米国人の6人に1人が「軍による統治」を良い考えと思っており、1995年の16人に1人から大幅に増えた。 30年代生まれの米国人の7割以上が民主主義を不可欠と考えいているのに対…

武士の起源

以前は、武士は独立農民が武装化したものと言われていましたが、最近は軍官としての軍事貴族が土着したのが武士という説が強力になっているようです。武士というのは、国家から武力の行使を認められた存在と解すると(やくざが拳銃をもっていても警察官では…

銀行の過剰融資問題

一時期銀行のフリーローンの過剰融資が問題になっていましたが、最近は随分沈静化したようです。 というのも、平成29 年3月16日付で、全国銀行協会が「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」というものを発表したことが契機になっているようです。 …

賃貸建物の欠陥で賃借人が損害を受けた場合の法律構成

賃貸人は、賃貸建物を使用・収益に適する状態において賃借人に使用・収益させる義務を負っているため、同義務の違反があったとして損害賠償を求めることが可能です(債務不履行構成)。しかし、民法第717 条1 項は、「土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があ…

テコンV

先日、韓国のロボットアニメ「テコンV」のロボットのキャラクターがマジンガーZの模倣ではないと、韓国の裁判所が判決したという記事がありましたが、ちょっと事情が違うようですね。 ちなみに、テコンVのロボットと登場人物は以下のサイトで観てください…

日本は南北朝鮮平和の鍵になる〜但し金の成る木として

先日、文在寅と金正恩との歴史的対談がニュースになっています。日の当たるデッキチェアで彼らは何を話していたのでしょう。 金:私は核を放棄することに何のためらいもない。ただ対価が必要だ。 文:安全と金ですね。 金:そう安全が保証されなければ私はサ…

いよいよ中国が動くか

トランプが自邸で習近平に「米国が北朝鮮の玉をとる」と宣言 →習近平が「いやいやうちがやりますよ」「その代わり北朝鮮の核はうちが責任をもって処理します」と約束 →習近平がこれを外圧に利用し常務委員に金正恩抹殺を提案 →江派の二人が反対 →それでも習…

タイの次期国王はかなりやばい

10月13日タイのプミポン国王が亡くなりました。享年88歳。在位期間は70年にも及びます。 タイ料理店に行くと必ずプミポン国王の写真が飾られていることからも分かるように、現国王への崇敬の念は絶大です。タイ国内では一日2回国家が流れ、国民は現国王…

英国EU離脱に思う

英国のEU離脱。世の中には「まさか」という坂があるんですね。 移民問題の影響が大きかったと言われていますが、他の欧州国家のように「移民に仕事を奪われる」というより、「移民に福祉を奪われる」という危機感の方が強かったようです。このことは、世代…

オバマ広島訪問に横やりを入れていたスーザン・ライス

平日読めなかった新聞を読んでいるが、6月8日付日経の「JFKの遺産、広島で昇華」との記事に注目。JFKが暗殺されていなければ訪日した最初の大統領となり、広島も再訪していた可能性があり、それを娘のキャロラインが実現したという記事だが、面白か…

クリントン 左派引き込みに必死

オバマが、クリントン支持明らかにするとともに、サンダースと会談し、大統領選から降りるよう説得したの報道がなされている。民主党支持者の中で、中高齢者はクリントンを支持、若者はサンダースを支持しているが、サンダースにクリントン支持に回れば、支…

新旧レイク主張対策 その4 「契約切替申込書」に過払金請求原告が署名していないのではないかとの疑問。

新レイクは旧レイク顧客から契約切り替えをするときに「契約切替申込書」に署名押印をさせていると主張する。 この契約書には「営業用資産の譲渡にともない、私の株式会社エルからの借入を株式会社レイクからの借入に切り替えることに同意します。」と書かれ…

新旧レイク主張対策 その3 資産譲渡契約の翻訳は果たして正確か

新生フィナンシャルは、契約書と一緒に和訳文を出してくるため、この和訳分も本件文書作成当時一緒に作られたものと錯覚しがちである。しかしこれは、本訴訟に際し新生フィナンシャルの弁護士(オメルべニーの弁護士)が作成したものであるから、その翻訳の…