2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

民泊 弊害もたくさん

厚労省は今年度中に旅館業法の省令を改正し,営業許可の基準を緩和するそうです。 現状,「ホテル」「旅館」「簡易宿所」「下宿」の4種類の営業許可に,新たに「民泊」を加える案が有力のようです。 (平成27年11月22日 日本経済新聞) すでに政府は国家戦略…

最低賃金3%アップ そうすると7年後は

政府は22日,全国平均で798円の最低賃金を毎年3%程度増やす目標を設ける検討に入りました。今年度は過去最大の18円増となったが,来年度以降はさらに増加幅を広げることになります。 (平成27年11月23日 日本経済新聞) 政府は名目経済成長率を3%に高める…

インバウンドにリピート効果

菓子や化粧品などの輸出が好調だ。全体の輸出が伸び悩むなか, 訪日外国人(インバウンド)が日本で購入した商品を帰国後に買い求める「リピーター」需要が押し上げている。 菓子の輸出額は1〜9月に322億円と前年同期に比べ24.6%伸びた。 飲料・たばこは30.…

「虐待」告発者に賠償請求

知的障害者向けの就労支援施設を運営するNPO法人が,10月,女性元職員に約672万円の損害賠償請求を通知する内容証明郵便を送ったそうです。鬼ですね。 同女性職員は,上司の男性職員が知的障害のある男性利用者2人の裸の写真を撮影し,無料通信アプ…

改正労働安全衛生法 12月1日から施行

12月1日改正労働安全衛生法が施行されます。改正の柱は何点かありますが,一番話題になっているのはストレスチェックでしょう。 内閣府の試算によると,年収600万円の社員が6カ月休職すると約420万円のコストがかかるそうですし,厚労省によると,自殺やうつ…

遺言書に赤ボールペンで大きく斜線を一本引いたらどうなるか

11月20日,最高裁で遺言について興味ある判決がでました。病院を経営する資産家の男性が,その財産の大半を長男に相続させるとした自筆の遺言書を作成しました。同男性の死亡後,金庫から遺言書が発見されました。ただ,この遺言書は用紙1枚で、文面の…

労働者性をめぐる問題

今日は弁護士会の労働判例研究会に出席しました。 本日のテーマはH27.9.11大阪高裁判決(NHK神戸放送局事件)です。NHKの訪問員が労働者に当たるかが争点になっています。 この訪問員とNHKとの間の契約は,文言上は業務委託契約となっていますが,…

高層マンション節税 国税庁が監視を強化

法律事務所ホームワン 相続チームです。今流行りのタワーマンションが相続対策として人気を呼んでいます。相続対策の対象となるのは高層マンションの上層階。相続税額は、土地については路線価,建物については固定資産税評価額を基準に決められます。建物の…

有斐閣「著作権判例百選」が著作権を侵害

10月26日付で東京地裁がある本が著作権を侵害したとして出版差し止め命令を出しました。差し止められたのはこともあろうに著作権判例百選。皮肉です。 有斐閣は2009年12月に発行した著作権判例百選の改訂版を今年11月上旬に出版する事を計画。その際,旧…

オリックス銀行相続信託新商品の長所,短所

オリックス銀行は、11月11日から、国内初となる通販型の遺言代用信託商品「かんたん相続信託」の取り扱いを開始しました。元本保証型のため,預けたお金が減ることはありません。また,遺言書を書くのではなく,同銀行と信託契約を締結し,自分が亡くな…

ある仏教者の発言

南直哉さんという仏教者の発言が今日の日経朝刊にあったので紹介する。 「20代、30代の若い人たちと話をすると、彼らの生き辛さは親子関係に起因していることが多い。でもそれを話しても親の世代はピンとこないんですね。豊かさを目指すことが大切で、頑張れ…

米破れて蕎麦があり

農水省が8月下旬に集計したところ、今年産の主食用米の減反は超過達成できる見通しとなった。主食用米の作付面積は141万2000haで、生産数量目標の面積換算値142万haより8000haも少ないのだ。超過達成は、生産調整の仕組みを数量配分方式に変えた平成16年以…

中国の遠交近攻策

中国の訪米を中国外交の敗北ととらえる論評が多いが、同時期、中国は欧州で得点を稼いでいる。 習近平が10月20−23日に訪英し、総額620億ドルにおよぶ商談をがまとめあげた。政府間協定が13、商業協定が28、その他が18であり、中でも金融とエネルギ…