武士の起源

以前は、武士は独立農民が武装化したものと言われていましたが、最近は軍官としての軍事貴族が土着したのが武士という説が強力になっているようです。武士というのは、国家から武力の行使を認められた存在と解すると(やくざが拳銃をもっていても警察官ではないのと同様に)、地方豪族は国家から認定された軍事貴族の指揮下にあって初めて国家が認めた存在になるのですから、貴族起源説の方がしっくりきます。藤原道長も、有職故実を扱っているだけではなく、弓の名手でした。