米国社会の分断

トランプ大統領誕生直前のアンケート調査結果に次のようなものがある。
米国人の6人に1人が「軍による統治」を良い考えと思っており、1995年の16人に1人から大幅に増えた。
30年代生まれの米国人の7割以上が民主主義を不可欠と考えいているのに対し、80年代生まれの米国人でこれに同意するのは3割だけ。政治=民主主義に対する不信が、来るところまで来た感がある。

他方、最近別のアンケートでは、米国人の半分以上が社会主義者を支持するというものだ。社会主義者を自称するサンダースが前回の大統領予備選で善戦したのも、こうした社会の空気の変化があるからだ。

一方に軍政を支持する右派がいて、他方に社会主義を良しとする左派がいる。米国社会の分断もここまで来たかという感がある。