2010-04-10から1日間の記事一覧

外貨準備 米ドル離れ歯止め

米国の低金利政策と財政赤字の拡大のため、世界の外貨準備高に占める米ドルの比率が減少、09年9月末には、61.5%と過去最低を記録したが、09年末のドル比率が0.6ポイント上昇した。代わって、比率を低下させたのがユーロ。昨年末には、9月末より…

スマート・グリッド

主役はスマート・メーター スマート・グリッドは直訳すると「賢い送電網」。しかし、その主役は送電線ではなく、スマート・メーターと呼ばれる次世代電気メーターだ。このメーターは通信機能を搭載し、家庭での電力使用状況を一定時間ごとに需要側と供給側が…

米不動産 政策のテコ入れはあるのか

米国、住宅優遇措置終了間際 米国では、3月末でFRBによる住宅担保証券の買い入れが終了、4月末には8000ドルを限度に住宅価格の10%の住宅取得控除を認める住宅取得控除も終了する。こうした政府の支援措置がなくなっても自律的に不動産売買が活発化する…

人民元切り上げか

ガイトナーの電撃訪中 ガイトナー米財務長官が8日、突然北京を訪問し、北京空港内で75分間、王岐山副首相と、人民元問題について会談した。王副首相は会談を終えると、すぐ米国にとんぼ帰りした。 人民元切り上げ、以外と早い可能性 9日付の中国英字紙チ…

人民銀行 政策金利引き上げか?

4月10日付日経で、中国人民銀行内部で、預金金利を引き上げる一方、貸出金利は据え置く「部分利上げ」が議論されていると報道されていた。日経は「苦肉の策」とするが、むしろ「奇手」ではなかろうか。量的緩和が非伝統的手法なら、部分利上げは非常識的…

米小売好調は信用していいのか

米国の主要小売チェーンの3月27日までの週間売上は前年同期比の3.2%増、2月後半から6週連続で増加し、3月に入ってからは3%台の伸びを続けている。また新車販売台数も3月は前年同月比24.3%増の106万台。衣料が特に好調で、外食産業にも客…

韓国企業の業績二極化

外需企業と内需企業で大きな差 韓国はサムソン、LG電子、LG化学、現代自動車等の躍進が報じられているが、その一方で内需企業は業績を落としている。運送・流通、倉庫業はそれぞれの売上高は、前年比11.8%、3.0%のマイナス。製鉄大手のポスコも国…

石炭火力発電先端技術をアジアに輸出 CO2排出削減

東電等の国内電力会社は、熱効率43%という世界最高水準の超々臨界圧型(USC)石炭火力発電所を、ODA支援を得て、アジア諸国に輸出する構想をまとめた。 熱効率が良いということは、CO2排出量が少ないということだ。2国間協定を締結した、これによ…