ロシア人は宵越しの金は持たない

貯蓄に関する国民性は様々

 貯蓄に対する国民性は様々だ。中国人は貯蓄好き。政府を信用できず金しか信用できないからだ。銀行も信用できないから、たんす預金が多い。ロシア人は「宵越しの金は持たない」主義らしい。

あるロシア人の金銭感覚

 最近searchinaを気に入っている。そこの記事に、大学関係の仕事をしている男性A氏(53歳)へのインタビュー記事が面白かった。
Q どうして将来のために貯蓄をしないんですか?
A したって意味がない。いつお金の価値が変わってしまうかわかったものじゃない。それから、今買っておかないと次にはなくなってしまうかも知れないという不安が付きまとっている。ペレストロイカのときには物不足でずいぶん悩まされた。
Q 定年退職した後や、病気や事故など万が一の場合にはどうするつもりですか?
A 住むところはあるからね、どうにでもなる。車もあるし、ダーチャ(ロシア式の別荘)もある。そして幸いなことに、定年退職の制度が大学にはない。働ける間は給料が入るから、大丈夫。怪我や事故の場合は親戚が助けてくれるよ。今もわたし自身が娘の家のローンを毎月1万ルーブルずつ払っているし、ペレストロイカなんかでお金も食べるものもなくて本当に困ったときは、父親が助けてくれた。
Q 今後、何らかの形で投資する予定はないですか?
A 余剰のお金で、新しい車や家具を買ったり、子供のために使ったりすると大した額は残らない。ユーロを買うとか、いろいろな方法があるんだろうけど、興味はない。とにかく大それた資産運用とか株とか、そんな面倒なものに手を出すくらいなら、好きなことに使ってしまったほうが気が楽でいいよ。親戚の中にもそういうことをしている人間はいない。自分のアパートもあるし、ダーチャもある、車もある。それで十分だと思う。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0216&f=column_0216_008.shtml

searchinaの不思議

 このサイトにはwikipediaという謎のコーナーがある。総合、エンタメ、話題の人の3ジャンルがさらに枝分かれし、注目の言葉ベスト10があげられている。
 このベスト10がどうやってきまっているのかが不明だ。総合2位は「チチカステナンゴ」。フランスの競争馬で、最近社台ファーム種牡馬として購入した。4位がクリームボックス。これは郡山市内だけで販売される菓子パンの1種である。
 さらに「今日は何の日」も、秀逸。今日は2月17日だが、「蝶々夫人初演の日」をあげているのは理解できるが、「1937年日蓮宗の殉教的宗徒「日蓮会」の5人が皇居・国会議事堂前などで切腹を図る(死のう団事件)」なんてものが紹介されている。 日本人でさえ知らないよ!