東芝 やることが汚すぎ

日経ビジネスオンラインで、東芝の告発が続いています。
東芝は、従業員だけではなく、中小企業いじめも行っていたようです。
東芝テックは今年5月、納品元企業に対し、次の文面の書面を一斉に送りました。
「この度東芝グループでは、お取引先へのお支払い条件をグループ全体で統一し運用を開始することを『決定』いたしました」
「弊社としても東芝グループの一員として、支払サイト延長につき足並みを揃えた対応(国内外支払サイト180日化)を実施いたします」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/082700031/090400007/?n_cid=nbpnbo_mlp&rt=nocnt

しかもここでいう180日は、「受領日」から180日ではなく「検収の翌月末」から180日。実際の支払いサイトは210日です。
下請法の製造委託では、受領日から60日以内に支払うよう義務付けています。もっとも、120日以内のサイトの手形を60日以内に交付したのであれば、60日以内に支払ったものとみなすとされており、事実上180日サイトの決裁が認められています。東芝テックの事例は、下請法が対象とする製造委託ではなく、部品の売買のため、下請法には反しないものの、下請法を念頭に入れて「180日」という日を決めたのかもしれません。しかし下請法は、受領日からであり、検収日の翌月末ではないので、それ以下の水準です。

そもそも、210日というのは、中小企業にとっては厳しすぎます。東芝テックが唯一の売り先だった場合、7カ月分が運転資金として必要になります。東芝は、まずもって自分が身を切る努力をすべきでしょう。
こんな企業を日本は守ってあげなければならないのでしょうか。

しかし、日経がつけた、このタイトル「東芝、取引先にもチャレンジ要求」は秀逸ですね。座布団10枚です。