中国では 05年以降住宅供給5億7500万人分(計画分含む)

中国国家統計局が18日に発表した4月の主要70都市の住宅価格動向によると、新築物件も中古物件も前月の水準を下回る都市数が増加した。北京の中古物件は前月比で0.2%下落し、26カ月ぶり最大の下落幅を更新した。これまでの価格下落は2、3級都市に集中していたが、1級都市の北京でも下落が始まり、中国の不動産市場の行く先を懸念する声が高まっている。
1─4月の住宅着工件数は前年比25%減少し、過去10年で最大の落ち込みとなった。
ロイターに興味深い数字があった。
中国では2005年以降、面積にして75億平方メートルの住宅が建設されている。解体の報告はなく、さらに40億平方メートルの住宅建設が進行中だ。これは、平均的な住宅1戸の面積を60平方メートルとし、そこに3人が居住するとすれば、都市部のほぼすべての人口に匹敵する約5億7500万人に十分供給できる規模となる。
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0E20FI20140522