甘利さん 東電を甘やかさないで

本日付ロイターによると、
甘利明経済再生担当相は3日午前の閣議後会見で、東電福島第1原発の汚染水問題について「国民の安全に関わることはスピード感が大事。その費用をどこに請求するかは後の問題だ」「費用をどこが持つべきかと議論ばかりして、実体が進まないことが、一番最悪の結果。事態を改善する、そのために国が全面的に前に出る」と述べ、国費を投じて速やかに解決にあたる考えを示した。
とのこと。
ここまでは良い。しかし疑問なのは、その後のコメント
「東電は事故以降、資金的にも精神的にも相当追いつめられている。なすべきことは一刻も早く国がなして、その後の対応は後で考えればいい」
おいおい、それは東電を甘やかしすぎでしょう。例えば従業員が会社の金を横領したため、それを返還させるべく、毎月給料から一定額を天引きしていたとする。従業員が、生活が苦しくて、また横領した、東電のやっていることはこれと同じでしょう。
それを、「彼も生活が苦しかったから、また会社の金に手をつけたのはわかる。」なんて言ってやっていいんですか。甘々でしょう。