精神疾患 保護者の同意なく保護入院できるよう法改正へ

 現在精神病床の入院患者は1年以上の長期入院が約65%(約22万人)を占めており、入院長期化の是正が課題となっている。
 厚生労働省の「精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会は28日、「今後の方向性に関する意見」をまとめた。
 現在「患者48人に医師1人」の基準を、急性期の患者に対する精神病床の医師・看護職員の配置基準に限って一般病床と同等の「患者16人に1人」に引き上げることを提言した。
 また保護入院制度も見直し、保護者が同意しない場合でも医師の判断で入院させることを可能とする法改正を行うよう、求めた。