日銀 追加緩和はあるのか

 4月9日、10日に、日銀の金融政策決定会合が行われる。日銀は2月14日会合で、CPI前年比上昇率1%をめど(Goal)として、これが見通せるまで強力に金融緩和を推進していくと表明。10兆円の長期国債買い増しを決めたのだが、今回はどうか。
 欧州危機がまた頭をもたげ、株価も4日続落といった有様だが、まだ1ドル82円を超えており、現状維持との見方が大勢。
 ただ、27日会合では展望リポートの発表があり、同リポートでは12年度と13年度のコアCPI前年比の見通しが示される。2年先の物価見通しが1%をはるかに下回れば、それを理由に同会合で追加緩和が実施されるのでは、という希望的な観測を持つ人は多い。
 ただ、米国のQE3期待が後退しており、27日会合でも追加緩和はないのではないかとの声も強い。
 追加緩和を期待するが、実際はないんだろうな。