米国で新たな燃費基準

米自動車燃費新規定
 オバマ大統領は7月29日、自動車の新たな燃費規制案を発表した。16年には現在より約3割高い1ガロン当たり35.5マイルとすることをすでに決めているが、25年には1ガロン当たり54.5マイルに引き上げると言う。
 現在トヨタプリウスでさえ1ガロン当たり約50マイルだから、これをも上回る野心的な目標だ。オバマ政権は当初「20年までに1ガロン当たり56.2マイル」とする方向で調整に入っていたが、自動車業界からの反対を受け、基準を引き下げ、今回の新基準の発表となった。この新基準については、米ビッグスリー、全米労組の承諾も得られていると言う。
 環境にはすばらしい話ではあるが、米自動車市場がガラパゴス市場になると言う恐れはないのだろうか。