楽天のKCカード部門がJトラスト傘下

楽天がKCカード部門をJトラストに

 楽天株式会社は、6月2日付臨時取締役会で、子会社である楽天KCの『楽天カード』関連事業等を、吸収分割により、同じく子会社である楽天クレジットに承継(対価は1億円)、そのため旧国内信販カード事業が楽天KCに取り残されるが、楽天KCの全株をJトラストに95億円で売却する旨決定した。8月1日をもって、実施されるという。

お荷物となったKCカードを売り払う

 楽天は、国内信販を買収、そこでクレジット事業のノウハウを取得すると、楽天カードというオリジナルのカードを発行。楽天カードを収益部門に育て上げてきた。しかし、旧国内信販系のKCカードは、古い顧客が多く、当然過払金を多く抱えている。そこで、資産価値のある楽天カード事業だけを分離し、別の会社に移し、用済みになったKCカードをJトラストに売り払ってしまおうと言う計画だ。