アイフルからの手紙

アイフルからの手紙

 私の法律事務所ホームワンにアイフルから簡易書留が届いた。「拝啓 先生方におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。早速でございますが、今後の弊社の和解方針についてご連絡致します。内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。」という文面で始まった手紙だが、中身は余りに傲慢だった。

アイフルの出した和解条件
  • 一括返済の場合は、完済日までの経過利息をお願いいたします。
  • 分割返済の場合は、完済日までの将来利息の付加をお願いします。
  • 取引期間の途中で過払金が発生したとしても昨今の最高裁判例に基づき、弊社は平成18年1月以前取引については悪意の受益者として5%利息を付すことは妥当でないと考えます。従いまして、弊社は過払金へ5%の利息を付すことは致しません。
  • 過払返還時は休眠時間1日以上で個別の取引として計算を行うことに同意をいただいておりますが(同意なんかしていない。前は1年ルールだったろう!)、残債務の弁済については少なくとも休眠期間半年で個別の取引として計算させていただきます。
  • 返還が困難な特別な事情をお持ちの方については、その事情をご説明いただければ、事情を考慮して、別途和解内容の検討を致します。
過払金は元金5割、貸金残金は利息付

 これを見ると、過払金は元金プラス平成18年1月以降の利息を払うように読めるが、アイフルの担当者Sに電話して聞いてみると実際は違う。「当社の苦しい事情を察していただいて、5割で勘弁してください。」とのたまう。
 それはないだろうよ。人に請求するときは利息も払えで、逆に請求される立場になったら5割しか払わないというなら、「金返せ泥棒!」の世界だ。泥棒と呼べる理由は以下のとおり↓
http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20090503/1241366315