あの高橋洋一が置引で書類送検

あの高橋洋一が置引で逮捕

 いやぁ、びっくりだ。東洋大教授の高橋洋一さんが、30日、練馬区内の「豊島園庭の湯」の脱衣所の他人のロッカーから、現金数万円が入った財布や、数十万円相当の腕時計を盗んだ疑いで練馬警察に逮捕された。
 事件が起きたのは24日午後8時ごろ。防犯カメラに高橋さんに似た男が写っており、浴場から出てきた高橋容疑者が同署員に盗んだことを認めたという。調べに対し、高橋さんは「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んでしまった」と供述しているという。
(2009年3月30日16時55分 読売新聞)
 おそらく24日以降、警察が防犯カメラに写った写真をもとに、張り込んでいたのだろう。そうして今日、入浴にきた高橋さんが捕まったに違いない。警察も捕まえてから、有名人と気づきびっくりしたに違いない。
 報道によると、自らの犯行を自白していることになっているが、まだ意見は留保する。つい先日、小沢さんの公設第一秘書が起訴された際、献金団体が西松建設のダミーと知っていたと自白したなどという、検察発表のデマもあったからだ。

高橋さんてこんな人

 高橋さんは元々は財務省の出身。財務省でくすぶっていたところを竹中平蔵に拾われ、内閣府経済財政諮問会議特命室、総務大臣補佐官を務め、道路公団改革、郵政民営化に携わった。この経済財政諮問会議というのは、小泉さんの下で「骨太の方針」なるものを作り、格差社会を作り出した、小泉城の本丸だ。
 埋蔵金の存在を公にし、財政均衡派と徹底的に対立、減税により経済成長を促す上げ潮政策を主張し、インフレターゲット論も展開、中川秀直の知恵袋を務めた。最近は政府紙幣の発行を主張。中川さんにとっては知恵袋、竹中平蔵にとっては特攻隊長、彼がいなくなることはこの二人にとって痛手だろう。