キャサリンの次は大物が来るか
次期大統領と目されるヒラリー・クリントンの回想録「困難な選択」が、中国本土で出版されない見通しになった。中国政府への批判を含む内容に、出版社が二の足を踏んだとみられている。
回想録では、中国の人権活動家、陳光誠氏が自宅軟禁を逃れ渡米するまでの経緯を詳述したほか「アジアの反民主主義の中心地は中国」などと中国批判を展開しているからだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140628/chn14062808250003-n1.htm
スーザン・ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、13年11月の米国内の講演で、中国との関係について「新たな大国関係を機能させようとしている。」と、習近平の唱えるG2論に追従する発言をした。しかし、この発言は、中国共産党政権に過剰な期待を持たせ、中国の東シナ海、南シナ海での強硬姿勢を招いたとして非難されている。ヒラリーはG2論には与していない。
元駐日米大使ハワード・ベーカーが26日、88歳で亡くなったが、マイク・マンスフィールド、マイケル・アマコスト、ウォルター・モンデール、トム・フォーリー、ハワード・ベーカーと、アマコストを除き駐日米国大使は大物政治家が務めていた(アマコストは外交官で国務次官)。
それがクリントン政権以降、実業家のジョン・シーファー(3期下院議員を務めたが)、弁護士のジョン・ルース、人気だけはあるキャロライン・ケネディと小物が続き、露骨な対日軽視と言えた。
クリントンが大統領になったら、次の駐日大使は大物政治家となるのではないか、と期待している。