都議会のセクハラ野次への対応 小学校以下と思う訳

東京都議会の6月18日の一般質問で、妊娠や出産に関する都の支援政策を尋ねた塩村文夏都議(みんなの党)に「早く結婚しろ」「産めないのか」とのやじが飛んだ事件。
塩村都議は20日、地方自治法に基づき、発言者を特定し処分するよう議長宛てに処分要求書を提出した。提出された要求書について、議長側は発言者が記載されていないとして、受理されなかった。都議会の会議規則で、懲罰事犯があった日から3日以内に提出しなければならない。声紋鑑定を、との声もあったが、結局うやむやにされてしまった。
声紋鑑定は時間的にどう考えても無理だが、そもそも声紋鑑定の問題だろうか。例えば、これが小学校で起きたらどうなるかを考えてほしい。女子生徒の一人が、女性の権利に関する質問をしたら、男子生徒の誰かが野次を飛ばしたとする。先生が「今野次を飛ばしたのは誰?立ちなさい。」という。生徒も「●君です」という。声紋鑑定など全く必要ない。小学校でできることが、なぜ、都議会で出来ないのか?
海外でも報道され、国民として恥ずかしい。今からでも遅くない。都議会で議長が「さきの野次を飛ばしたの誰ですか。議場外でも良いから、塩村議員に謝罪するよう、議長としてお願いします。」くらいは言っても良いのでは。