中国の製造業指数50割る 輸出も減速

9月1日発表の中国の8月の製造業購買担当者景気指数が前月比0.9ポイント低下の49.2と9か月ぶりに50を下回った。項目別にみると新規受注指数が48.7と前月比0.3ポイント低下、生産指数も0.9ポイント低下の50.9。業種別では電気機器・化学など輸出産業を中心とした12業種で50を下回っている。
中小企業が中心のHSBC調査によるPMIは、8月が47.8(速報値)と、10か月連続で50を下回っている。
7月の輸出は前年同月比1%増にとどまり、6月の11.3%増から急減速している。
中国の7月の消費者物価指数=CPIは前年同月比1.8%増(6月は2・2%増)。7月の卸売物価指数は2.9%減(6月は2.1%減)で、9ヶ月連続のマイナス(12.8.19日経夕刊)。
その一方で不動産バブルは続いている。7月は主要70都市のうち50都市で新築住宅価格が前月の水準を上回り、上昇した都市の数は1年2か月ぶりの高水準となている。