シティバンク米政府が最大株主に CFJはどうなる?

シティバンク 米政府が最大株主に

 米財務省は、米金融大手シティグループと合意。シティに新たな出資はしないものの、政府が現在保有するシティの優先株のうち、最大250億ドル(2兆4000億円)を議決権なる普通株式に転換。政府がシティ株の最大36%保有することになり、シティは実質米国政府の管理下に置かれることになった。

米政府管理下で資産処理加速か

 投資筋はいう「新しいボスは政府だ。主要な決定はワシントンから発せられるだろう」。それではワシントン(政府)からどのような指示があるのだろうか。
 28日付日経は「米政府が経営再建中の米シティグループへの公的関与を強めることは日本で展開する事業にも影響しそうだ。専門家には「米国外事業の圧縮を急ぐ」という見方が多く、、、傘下の日興コーディアル証券などの部門売却を加速させることも予想される。」と言う。
 となるとCFJがどうなるかである。08年の決算公告のバランスシートは、資産合計約9128億円、負債合計1兆1869億円と、赤字になっている(08.4.7日刊工業新聞)。CFJは本社が一時これを他に売却しようとして買い手がなかったかのように聞いているが、状況はさらに悪化している。