ニュージーランドで地震

米地質調査所によると、ニュージーランドの首都ウェリントンの南方で16日、マグニチュード6.8の強い地震があった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97F01T20130816
ニュージーランド沖で太平洋プレートが東から地下に沈みこんでいるため、地震自体は珍しくない。11年にクライストチャーチ近郊でM6・1の地震が起き、日本人を含む185人が犠牲になったことは記憶に新しい。
 ただニュージーランド地震は少し変わっている。「今年1月から、ウェリントンの地下40キロのところでM7という大地震が「起き続けて」いる」という(ZAKZAK2013.06.28)。普通のプレート型地震が、断層が数秒とか十数秒という短時間で滑って起きるのに比べて、この地震は断層が日々ミリ単位で動き続けていることから起きているもの。電車が急に動き出せば揺れるが、電車が同じ速度で走り続けていると揺れないのと同じで、人々は地震が足元で起きているのにも気付かない。この揺れない地震も、ここ半年の地盤のずれからひずみが生じて、大きな揺れを起こしたのだろうか。
 ニュージーランドに旅行する人は注意したほうがいいだろう。