動産担保融資 在庫商品評価を安価に

 通常、銀行が融資する場合担保として取るのは不動産だが、最近動産ないし売掛金を担保にして融資できないかが課題となっている。いわゆるABLというものだ。
 不動産を所有している会社は少ないが、在庫商品、売掛金ならどの企業にもある。これが担保として認められれば企業も融資が得られやすくなる。今銀行は、預金は集まるが貸す相手がおらず、仕方なく国債を買ってお茶を濁している。しかし、今国債に回っている分が企業融資に回れば、設備投資も増え、生産性が向上し、、、経済成長につながる。
 ただ、問題はその評価方法。不動産なら評価は比較的容易だが、在庫商品など評価が難しい。そのため、銀行も従来、動産を担保に貸すことには消極的だった。
 電通子会社の電通国際情報サービス社はNPO法人日本動産鑑定と組み、年内にも金融機関が出荷前の家畜や、企業の商品在庫といった動産担保を安価に評価できるシステムを開発する。一連の手続をインターネット上で済ませられ、費用も従来の1件数十万円から1件数万円に下がるという(2013年5月20日 日本経済新聞
詳細は
http://www.kigyouhoumu.info/topics/2013/06/569